流行を先読みする
ビジネスと流行は切っても切れない関係にあると言ってもいいでしょう。
流行に便乗することができたビジネスモデルは、総じて成功しているものです。
しかし、流行をビジネスに取り入れるのは非常に効果的である反面、リスクが大きいというのもまた事実です。
流行が想定よりも早く沈静化してしまい投資分を回収できなかったり、流行を先読みしたつもりで先行投資したにも関わらず、そもそも流行らなかったりといったリスクはどうにか回避したいところ。
これらのリスクヘッジをとりながら流行に乗ってビジネスを成功させるには、経営者のセンスと観察眼、手腕が大きく関わってきます。
今回は、流行とビジネスの関係について解説していきます。
流行・トレンドとは?
インターネットやSNSを日常的に活用する方であれば、トレンドという言葉を聞いたことがあると思います。
なんとなくの意味は分かりますが、それを説明するのは難しいですよね。
トレンドというのは元々「傾向」という意味の言葉です。
SNSでよく見かけるトレンドとは、多くの人が発信しているキーワードの傾向のことなのです。
簡単に言えば「今一番盛り上がっている話題」ということです。
最近で言えば「タピオカミルクティー」が大流行し、大きな話題なりました。
現在のタピオカブームは「第3次タピオカブーム」なのだそうです。
実際に今回のタピオカブームに上手く便乗することができた企業・経営者は凄まじい利益を出しています。
タピオカの次に流行るのではないかと予想されているものとして、
- チーズティー
- レモネード
- バナナジュース
などが挙げられています。
このように次の流行を先読みできる目を養っておくと、ビジネスチャンスも広がっていくのではないでしょうか。
インターネットを活用する
現在、流行やトレンドを探るツールとして最も優れているのはインターネットです。
インターネットやSNSは不特定多数の人が様々な情報をリアルタイムで更新しています。
そのため、世間の人気や流行を情報の鮮度が高い状態で仕入れることができます。
トレンドを知るためには、TwitterやFacebook、ニュースサイトなど一般的なものに加えてGoogleトレンドというツールも有効です。
Googleトレンドでは、指定したキーワードの検索ボリュームを知ることが出来ます。
わかりやすく言うと、その指定したキーワードが検索された数を時系列ごとに把握することが可能になるのです。
このようなツールを上手に活用すると、流行をいち早く察知したり、先読みしたりすることができます。
もしかしたら、それがビジネスチャンスに繋がるきっかけとなるかもしれません。
従来の方法でトレンドを探れる?
前項でも述べたように、現在の流行、トレンドを探るためのツールとして最も活用されているのはインターネットです。
トレンドを調べる上で有効なツールとして「スマートフォンやパソコン」を挙げる人は全体の90%を占めています。
では、逆に従来の方法で流行やトレンドを探ることは不可能なのでしょうか?
インターネットが普及する以前の情報媒体としては、TVやラジオ、新聞、雑誌などが挙げられます。
これらの方法でトレンドを探るのは不可能ではないかもしれませんが、非常に効率が悪いと言わざるをえません。
特に、新聞や雑誌などの紙媒体でトレンドを調べようとしても、どうしても鮮度の落ちた情報しか仕入れることができません。
テレビやラジオにしても、情報を発信する側の思想や意図が多分に影響しすぎるのが問題点として挙げられます。
最新の流行やトレンド、人気の動向などをビジネスチャンスとしたいのであれば、インターネットを活用し、不特定多数の情報の中から自分にとって必要なものを取捨選択するスキルが必要だと言えるでしょう。